星空を見るだけならば、望遠鏡がスライディングルーフに収められた 天文台は大げさ過ぎます。パンとチルトを備えた高感度・広視野 カメラがアクリルドームに収められたものを 「たくさん設置する」 のが良いと思います。全天カメラのネットワークは既にありますが、
"Interactive Camera Network"を縮めて、 i-CAN と名付けました。これはもちろん、 上で述べた第三の特徴(I can)と引っかけてあるわけです。さらに 下図に示すように、最初の構想時には全体が「缶」のような外観で あることも名称の由来でした(実際に出来上がったものは、箱型に なりましたが)。
装置の開発、設置サイトの選定、現地との交渉・調整などさまざまな 問題をクリアーしながら、ライブの星空が、子どもたちの「天体の 学習」をよりいきいきとしたものにすることを期待して、開発・活用を 進めてゆきます。