自動導入望遠鏡
望遠鏡は、市販のコンピュータ制御式望遠鏡で
あれば、基本的に何でも良いはずです。条件としては、
制御コマンド体系が公開されている
ことですが、たいていの機種はこの条件を満たしていると思われます。
インターネット経由で様々な利用者が任意の時間に望遠鏡を操作する
ためには、独自のプログラム(本制御ソフトウェア)を使います。
このために、制御コマンドが公開されていることが必要なのです。
LX-200コマンドセット・
リファレンス
1 | 慶應高校 | 口径30cm
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2 | 東京理大 | 口径20cm
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3 | 熊本大学 | 口径20cm/GPS
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4 | テマ高校 | 口径25cm/GPS
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インターネット天文台では、
Meade 社製 LX-200 シリーズを使用しています(右の表)。
LX-200 型望遠鏡は、予め観測地点の緯度・経度・時刻などの初期
設定をすませておけば、太陽、月、惑星、主な恒星や星雲、星団
などについては、天体コードを含むコマンド列をシリアルポートから
送るだけで、望遠鏡が自動的に目標天体を導入する便利な設計と
なっています。
3号機、4号機で用いているGPSタイプでは、緯度・経度・時刻は
GPS電波を通して取得でき、さらに便利になっています。ただし、
このGPS電波は屋内では受信できませんので、天文台ルーフが閉じた
状態では望遠鏡を初期化できないという問題があります。
そこで、インターネット天文台ではGPS再放射アンテナを備えて、
ルーフの外側で受信したGPS電波を屋内へ送り込むという方式を
採用しています。
2 | 東京理大
| イメージ・イン テンシファイヤ
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3 | 熊本大学 | 倍率切換装置
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4 | テマ高校 | 倍率切換装置
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各インターネット天文台の望遠鏡には、焦点部に特殊な装置が
ついているものがあります(右の表)。
2号機は冷却CCDカメラはないものの、イメージ・インテンシファイヤ
の利用により、星雲・星団の迫力ある姿を捉えることができます。
ただし、月(明るすぎる)・惑星(小さすぎる)には不向きです。
3号機・4号機は、冷却CCDビデオカメラを備えるため、広範な光量
ダイナミックレンジに適応できます。そして、倍率切換装置の
おかげで、大きく拡大した惑星の詳細な姿をも楽しむことが
できるのです。