インターネット天文台そのものに関する質問
このQAの内容は、 「インターネット天文台開発室」にもたくさん書かれていますので、 ご覧下さい。

Q1. インターネット天文台って何ですか?
A1. インターネット天文台とは、完全無人で運用されている遠隔操作型 天文台です。インターネット経由で天文台を開け、天体観測をし、 天文台を閉じる、これらすべてをユーザーがインタラクティブに 行います。教育利用を主目的に作られました。

Q2. インターネット天文台はどこにあるの? いちど訪れてみたいのですが…。
A2. 国内では、神奈川県横浜市(慶應高校)、千葉県野田市(東京理科大学)、 熊本県熊本市(熊本大学)の三カ所です。海外では、ガーナ共和国 テマ市(テマ高校)にあります。
天文台の望遠鏡は、焦点部に高感度カメラが固定されていて、肉眼で のぞくことはできません。したがって、おいで頂いても観望はできない のです。施設見学は可能ですので、管理人にメールでお問い合わせ下さい。

Q3. 誰が使えるの? 利用料金はいくらなの?
A3. インターネット天文台は、学校の教室や課外活動など、教育現場で 使ってもらうことを主に期待して作られました。しかし、空いていれば どなたでもお使い頂けます。さまざまな助成金に支えられ開発・運用 していますので、利用は無料です。

Q4. インターネット天文台を使うのに必要なものは?
A4. インターネット天文台を使うのに特殊なものは必要ありません。 ネットにつながったパソコン、ウェブ・ブラウザ、そして動画を見る ためのRealPlayer、これだけです。RealPlayerは右のアイコンを クリックし、Real Networks社のサイトから無料でダウンロードする ことができます。

Q5. 「完全無人」で、故障したりしないのですか?
A5. まずインターネット天文台のシステムは、非常に安定して運用できる よう、長い時間をかけて練り上げられてきました。そのため、修理を 必要とする事態はめったに起きません。万が一、修理が必要になって も、設置場所がいずれも大学や高校ですから、短い時間でスタッフが 対応することができるのです。

Q6. 観測中に雨が降ったりしたら、どうなるの?
A6. ちゃんと安全機構が備えてあります。インターネット天文台には 高感度の雨センサーがあり、それらが雨を検出すると即座に天文台は 「緊急クローズ」体制に入ります。天文台への電源供給やネットワーク 通信の異常が検出されたときも、同様です。

Q7. いろんなところから「同時に」操作をしたら、危ないですよね?
A7. インターネット天文台の操作は「予約制」になっています。予約を した時間は「あなただけの天文台」であり、他の人に操作をされる 心配はありません。観測中の映像は、観測者以外であっても誰でもが 見ることができます。

Q8. 観測した画像は誰のものになるのですか?
A8. 通常は、「観測した人」と「天文台」の共同所有と明記した上で、 動画・静止画ともに一般公開にさせて頂きたいと考えています。 観測者が「専有したい」とご希望されれば、画像をすべてお送り した上で、天文台アーカイブからは消去されます。これらの条件 は、観測終了時に天文台から送られるメールに答える形で、お選 び頂けます。

Q9. 卒業研究などに使わせてもらってもよいですか?
A9. もちろんです。その場合は、観測終了時のメールに「観測者がデー タを専有する」とご回答下さい(上の質問を参照)。