インターネット天文台を用いた観測方法に関する質問
「インターネット天文台資料室」の利用方法ビデオも、ご覧下さい。

Q1. 望遠鏡がなかなか動き出さないのですが…。
A1. ネット上で動画を見るとき、途切れたりしないよう、受信データ を少しためて(バッファして)から再生することが行われます。 そのため、命令を送ってすぐ反応というわけにはゆかないのです。 現状では、利用者に「遅れ」に慣れてもらうしかありませんが、 将来、技術の発達により改善されてゆくでしょう。

Q2. 天文台から「エラー」が返ってきてしまいました。
A2. 目標天体が地平線の下にあると、エラーが戻り望遠鏡は動きませ ん。また、太陽に近すぎてもエラーとなります。星空シミュレー ション・ソフトを使って、対象天体の位置を確認してみて下さい。

Q3. 望遠鏡は動きカメラが切り替わりましたが、天体が見えません。
A3. 「曇って」いれば当然、天体は見えません。まず「明るさ」調整 メニューで5段階くらい、カメラの露出時間を増やしてみましょう。 それでダメならば、曇りの可能性大ですので、「シナリオ」→ 「星空カメラへ切替」を試して下さい。晴れていれば画面中に星 が、曇っていればただ白っぽく写ります。曇り空であることが分 かった場合は、いさぎよく天文台を閉じて下さい。

Q4. 望遠鏡微動の方向がうまくつかめません。
A4. 中速以上では、画面の上下左右とボタンがきちんと対応づけられ ています。しかし低速では、望遠鏡は右といわれると西へ、左と いわれると東へ動こうとします。画面中の東西南北は、望遠鏡の 向きによって変わってしまい、そのため操作が複雑になります。 低速で1〜2秒いずれかの方向へ動かし、ボタンと天体の動く方向 との関係をつかんで下さい。

Q5. 星雲・星団を観測すると、画面いっぱい白い点が写ります。
A5. CCDカメラの受光部では、熱による雑音でそのような白い点が発生 します。「明るさ」調整メニューの中に「ダーク」というボタン があり、この雑音を引き去ることができます。10秒以上の露出時 間の場合に、劇的な効果があります。

Q6. 静止画を撮ったら、動画が乱れてしまいました。
A6. ガーナ天文台のインターネット回線はあまり速くなく、その中を 必死で動画を送ってきています。静止画もその同じ回線を送られ てきますので、一時的にネットがとても混雑してしまうのです。 動画が乱れても、しばらく待つとキレイに戻るはずです。一度 RealPlayerを止めて再接続すると、改善することが多いです。

Q7. ネットが途中で切れてしまい、天文台を閉じられませんでした。
A7. あなたの観測時間が終了すると、天文台は自動的に終了処理を行 いますから、大丈夫。でもネットが復旧したら、速かに管理人へ ご連絡下さい。天文台を閉じないでほったらかした「お行儀の悪 い利用者」と判断した場合、以降のご利用をお断りすることもあ りますので。

Q8. 何だかよく分からない状態になってしまいました。
A8. 上のQAと同様、速かに管理人へご連絡下さい。連絡が早ければ早 いほど、対応も簡単でかつ機器がダメージを受ける可能性も小さ くなります。