星座カメラi-CANの開発

〜基本コンセプト〜

理科学習指導要領を見ると、小学校や中学校における「天体の学習」の かなりの時間が 「天体(星空)の動き」に 割かれています。これまでのインターネット天文台は、望遠鏡の 焦点にカメラを搭載し、迫力ある月・惑星や星雲・星団を観察する のには向いていても、星空や星座を見るには適していませんでした。 平成17年度からは、その弱点を克服し、星座観察もできる総合的な 天体観測施設を目指します。

星空を見るだけならば、望遠鏡がスライディングルーフに収められた 天文台は大げさ過ぎます。パンとチルトを備えた高感度・広視野 カメラがアクリルドームに収められたものを 「たくさん設置する」 のが良いと思います。全天カメラのネットワークは既にありますが、

  1. 星座を視認しやすい、ほどほどの広視野
  2. 星の色が分かるカラーカメラ(小学校で学びます)
  3. 自ら動かすことができるインタラクティブ性
を特徴にしようと考えました。

"Interactive Camera Network"を縮めて、 i-CAN と名付けました。これはもちろん、 上で述べた第三の特徴(I can)と引っかけてあるわけです。さらに 下図に示すように、最初の構想時には全体が「缶」のような外観で あることも名称の由来でした(実際に出来上がったものは、箱型に なりましたが)。

装置の開発、設置サイトの選定、現地との交渉・調整などさまざまな 問題をクリアーしながら、ライブの星空が、子どもたちの「天体の 学習」をよりいきいきとしたものにすることを期待して、開発・活用を 進めてゆきます。