i-CANのカメラ

～ Mintron MTV-63V1N ～

インターネット天文台がこれまでそうであったように、星座カメラ i-CANも利用者が自ら操作できる「インタラクティブ性を重視」しています。そのためのカメラは、ビデオ出力を持ち高感度、できればカラーであってほしいものです。そんなカメラがあるのでしょうか？

実は、Mintron というメーカーのカメラがそのような機能を備えています。何種類かありますが、MTV-63V1Nというタイプは秋葉原で簡単に入手することができます。国内メーカーであるビクセンが販売するC004-3Mも同じもののようです。

さて、このカメラの実力をご覧下さい。

はくちょう座とこと座付近を捉えた画像です。i-CANから送信される動画と同じ25Kbpsレートの動画ファイルを作成、それをRealPlayerで再生した画面をキャプチャしました。つまり、普通にネットがつながっていれば、このクオリティで受信できるはずという画像なのです。はくちょうの首付近の天の川、デネブ付近の北アメリカ星雲までがうっすらと写っています！

星の色は、残念ながらあまりはっきり区別できません。こんど、ぜひオリオン座のリゲルやベテルギウス、さそり座のアンタレスなどを捉えてみたいものです。非常に有望なカメラとして、これを用いて i-CAN開発を続けてゆくこととしました。